『ジェットコースターにもほどがある』感想

ジェットコースターにもほどがある (集英社文庫)
ジェットコースターにもほどがある (集英社文庫)
世界各国のジェットコースターに乗りまくるエッセイです。
ふっと笑える文章でジェットコースターに興味のない私も楽しめました。

ジェットコースターの本場のアメリカに行く時に同行したマニアの方が運営しているホームページで、ジェットコースターの体験映像を公開しているという話が特に記憶に残っています。

なんでも、体が不自由でジェットコースターに乗れないような人にもジェットコースターの楽しさの一部でも味わってもらおうという考えだそうです。
まだ体が小さくてジェットコースターに乗れない子どものお母さんから、子どもが喜んでいると感謝のメールをいただいたそうで、真のマニアというのはこういう人なのだなと感銘を受けました。

『今際の国のアリス』感想

今際の国のアリス 1 (少年サンデーコミックス)
今際の国のアリス 1 (少年サンデーコミックス)
もう珍しくもなんともないデスゲームモノなんですが、これはおもしろくて一気に最新刊まで読んでしまいました。
アクション要素の高いゲームや心理戦を要求されるゲームなどバラエティに富んでいて、展開が単調にならないようによく工夫されています。特にプレイヤーの心を折りにくるゲームがあるのが良いですね。

スプラトゥーンおもしろそう


一言でいうと、陣取り要素のあるガンシューティングでしょうか。
自分の陣営の色のインクを撒いた床は潜って高速で移動できるというのは戦略性が高そうでいいですね。
楽しそうですが、この手のゲームは苦手なので観戦専門になりそうです。

『白銀妃』感想、

白銀妃 1巻
白銀妃 1巻
トルコっぽい後宮モノ。スカウトに来た宦官に「無駄に美しい」と言われてしまった天然系の主人公がいいキャラでおもしろいです。しゃべりの反応がボケボケなのですが、イラッとしないぎりぎりで抑えられていて、作者さんの台詞回しのセンスを感じました。

1巻ではほとんど話が進みません。王様と主人公の関係ではなく、後宮の日常を描いていくような気がします。この作者さん百合好きですし。

私の好きなキャラは、人買いにさらわれて後宮に売られたマルテナ。
境遇はものすごくかわいそうなのですが、バイタリティにあふれている彼女は後宮でのし上がろうとします。ところが、美貌では美しすぎる主人公にまったく太刀打ちできず、しかも根はいい人なので主人公に振り回されるというなんともおいしいキャラです。

『神武不殺の剣戟士 アクノススメ 』感想

神武不殺の剣戟士 アクノススメ (ファミ通文庫)
神武不殺の剣戟士 アクノススメ (ファミ通文庫)
西南戦争で警視庁抜刀隊が活躍したため廃刀令が撤回された別世界の日本が舞台。
その程度で帯刀が許されるようになるのでしょうか。いろいろ無理があるような……。

大正っぽい雰囲気なのにカードゲームが流行っていたりと妙に現代的で、学生に刀を持たせて剣術で戦わせるための舞台設定がうまく作られていないように思えました。

剣術の龍派はいろいろでてきますが、作者の方は剣術についてはそんなにくわしくないようでバトルの書き方が抽象的なのももったいないように感じました。

では、つまらなかったかというと、そのようなことはなく最後まで楽しく読めました。
キャラの設定が魅力的なんですね。そこを評価されて新人賞の特別賞を受賞したのだと思います。

うるさいガキを黙らせるために一緒に母親を探してやったなどとうそぶく自称悪人の主人公。
二天一流の使い手の美青年(でもオカマ)
常に台車に乗っている副生徒会長(居合い切りの達人)
などなど。
おかげで「ただの」天才剣士のヒロインがまったく目立ってなかったりしますが、まあ仕方がないですよね。

2巻で打ち切りのようですが、おもしろいキャラを作る才能のある方なので次の作品に期待したいと思います。


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