『オブザデッド・マニアックス』感想

オブザデッド・マニアックス (ガガガ文庫)
オブザデッド・マニアックス (ガガガ文庫)
 ゾンビの感染は、映画に留まらない。今や、小説で、ゲームで、コミックで、アニメで、愛すべきゾンビたちは今日も蠢き、犠牲者を求めて彷徨っている。
 ならば――、こんなにも、世界がゾンビで溢れているのならば――。
 もうそろそろ、この現実にも、ゾンビが感染すべき頃合いではないか。
 そうすれば――きっと――。


 外資系製薬会社の研究施設のある孤島でゾンビが発生。ゾンビ映画マニアの主人公はお約束通り、島の大型ショッピングモールに逃げ込むが、そこは――――。

 ネタバレになるのでくわしくは言えないのですが、前半のゾンビ相手に生き生きしていた主人公の活躍が楽しかっただけに、後半の展開はちょっと残念でした。十分おもしろかったのですが、ゾンビパニックモノを期待していたので……。予想外の展開であればそれで読者が喜んでくれるとは限らないということですね。身をもって理解しました。

作者のゾンビ愛が随所に垣間見えて、多少ゾンビについて知っているとにやりとできます。佐藤大輔のアレまでおさえているとはさすがですね。

一人称のライトノベルではありますが、過不足ないとっつきやすい文章なので、普段ラノベを読み慣れていない方でも大丈夫です。ゾンビ映画をラノベに持ってきたというところに惹かれた人はぜひ買うべき。ここ最近読んだライトノベルでは一押しです。
 
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