『1/2の騎士 』感想

1/2の騎士 (講談社文庫)
1/2の騎士 (講談社文庫)
喘息持ちで同性愛者の女子高生と女装した美少年幽霊のコンビが主役の連作短編です。
某所で強烈に薦められていたので手にとってみました。
主役二人が挑む異常犯罪者たちの引き起こす事件の質が高く、冗長系一人称ライトノベルな文章もそのうちに気にならなくなりました。

たとえば「ドッグキラー」。こいつは盲導犬ばかりを狙う異常犯罪者で、死んでいく犬と為す術もなくそばにいるしかない飼い主を近くから観察するというとんでもないやつです。

「インベイション」。家に何か仕掛けられている。いくら探しても盗聴器も隠しカメラもみつからない。でも違和感だけはある。「インベイション」がした“何か”には驚きました。決して荒唐無稽なのではなく、もしかしたらあるかもと思ってしまうのが恐ろしい。

『1/2の騎士』は、犯罪者たちの独創とそれを突き崩す謎解きのおもしろさを兼ねそろえたすばらしいミステリですが、青春小説としてのおもしろさも見逃せません。全ての謎が明かされるラストシーンでは、多くの読者が涙を流したのではないでしょうか。
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コメント

ななし #-

No title

紹介文見たら面白そうだったのでポチってしまいましたw

2011年02月15日(火) 22時06分 | URL | 編集

腰痛 #-

>名無しの方

ありがとうございます。読み終わったテンションのまま感想を書いたので恥ずかしいですw

2011年02月15日(火) 22時59分 | URL | 編集


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